「双子だと保育園に入りやすいの?」
「双子を同じ保育園に入れられるの?」
双子の保活を控えていると、こんな不安が次から次へと出てきますよね。
我が家では、子ども3人(うち2人は二卵性の双子)を同じ保育園に同時入園させることができました。第1希望として選んだのは、その年に開所したばかりの新設保育園です。
この記事では、3人同時入園を実現するために我が家が実際にやったこと、そして役所で確認しておくべきことを、時系列でまとめています。
これから双子の保活を始める方、双子を同じ園に入れられるか不安な方の参考になれば幸いです。
なお、保育所の入所選考の基準や加点の内容は、お住まいの自治体によって異なります。本記事はあくまで我が家の一例ですので、必ずご自身の自治体でご確認ください。
双子の保活は有利?不利?結論から
結論から言うと、我が家の実感は「有利な面はあるけれど、期待しすぎないほうがいい」です。
- きょうだいの同時入所に加点がある自治体は多い(有利な点)
- ただし加点は子どもの人数分もらえるとは限らない(後述します)
- 何より、1つの園に空き枠が2つ以上必要になる(一番の壁)
お子さんが1人のご家庭なら、空きが1つあれば入園できます。ですが双子は2つ、我が家のように上の子がいれば3つの枠が必要です。
つまり双子の保活では、「点数を上げること」よりも「枠が多い園を選ぶこと」のほうが効いてくるということです。我が家が新設保育園を第1希望にしたのは、まさにこの理由からでした。
我が家の状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 子ども | 3人(上の子1人+二卵性の双子2人) |
| 希望 | 3人とも同じ園に同時入園 |
| 第1希望 | その年に開所する新設保育園 |
| 結果 | 第1希望の園に3人とも入園 |
我が家が保活を始めたのは、夏前頃です。当時の第1希望の保育園は、自宅から一番近く、駅近で通勤ルートの途中にもあるところでした。そのため第1希望の保育園へ見学に行きましたが、当然、人気が高い保育園でした。
当時は私も夫も育休中で、保育園に入所できなかった場合は、育休延長も考えていましたが、子ども3人を同じ保育園に入所したいと思っていました。
双子が保育園に入りやすくなる2つの理由
我が家が「これは効いた」と感じたのは、次の2つです。
① 新設保育園は入所枠が圧倒的に多い
当たり前のことですが、新設の保育園には在園している子どもが1人もいません。
既存の保育園の場合、すでに通っている子どもたちがいるため、転園などがない限り基本的には持ち上がりです。空いた定員の残り枠に、新しい子どもたちを受け入れることになります。
我が家のように一度に3人、しかも同じ保育園にとなると、既存園ではかなり厳しいことが予想されました。
その点、新設保育園は全学年の枠がまるごと空いている状態です。双子や多子の同時入園にとって、これほど条件の良い園はありません。
② 多子同時入所の加点がある
きょうだいを同時に入所させる場合、入所の選考基準となる点数に加点がつく可能性があります。
加点の内容や点数は自治体によって異なるため、確認が必要です。選考基準の一覧表は「利用調整基準表」というような名前で、入所申込書と一緒に配られていることが多く、自治体によってはホームページで公開されています。
我が家が住んでいる自治体の場合、きょうだいを同時に入所させようとしている世帯に加点があり、3人同時入園を希望していた我が家は加点の対象となりました。
【要注意】加点は子どもの人数では増えなかった
ここは実際に確認して分かった、あまり書かれていない話です。
我が家が自治体に問い合わせたところ、同時入所しようとしている子どもが2人でも3人でも、加点の点数は同じとのことでした。
つまり「3人だから3倍有利」ということはありません。人数が多いほど加点も増える仕組みだったらよかったのに、というのが正直な気持ちです。
さらに近隣の自治体の利用調整基準表を確認してみると、
- 多子の場合の加点の点数そのものが違う
- 「きょうだい全員が同じ保育園でないと加点対象にならない」という条件がある
- そもそも同時入所の加点がない
というように、本当にさまざまでした。ご自身の自治体がどうなっているかは、必ず基準表で確認してください。
また、多子の加点があったとしても、より点数の高い世帯の子どもから先に枠が埋まっていきます。「この園がいい」といくら希望しても、その通りにいくとは限らない点にはご注意ください。
我が家が保活でいつ何をしたか
双子の保活は、動き出すタイミングがとても大切です。我が家がやったことを時系列で並べます。
妊娠中にやったこと
妊娠中には特段保活については調べていませんでした。まずは無事に生まれることを願い、双子が生まれた際に必要な育児グッズがどのようなものであるのか等を調べていました。
自治体への情報収集
我が家が一番時間をかけたのが、この段階です。役所の窓口で直接確認するのが、結局は一番早くて正確でした。
保育園の申し込み案内書を役所に取りに行く時に合わせて、窓口で相談をしました。第1希望であった自宅から近く、駅近で通勤ルート上にある保育園について聞いたところ、やはり人気が高く、募集枠もそれほど無いことを知りました。3人同時に同じ保育園に入所させたいことを考えていることを伝えると、新規開設園が一番可能性が高いことを説明してもらえました。
園の見学
我が家が見学した保育園は当初第1希望だった保育園の1園のみでした。双子を抱えて見学に行くことも難しかったため、パパに上の子を連れて、行ってもらいました。保育園の園庭開放日に行ったため、施設内の様子は玄関あたりまでしか見ることができませんでしたが、対応してくださった園長先生の人柄やパパが上の子と園庭で遊びつつ、在園児さんや保育園の先生との様子を見ることができました。
なお、保育園がいつ園庭開放をしているかなどは役所のホームページに記載されていました。
申込みから内定まで
我が家が保育園の申し込みをする際に希望順位をどうするか迷いました。第1希望はやはり自宅から近く、通勤ルート上にある保育園でしたが、3人同時入所は難しいと役所の窓口でも聞いていたため、夫とも相談しました。
結論としては、第1希望を新設保育園、第2希望を当初第1希望であった自宅近くの保育園とし、その他、自宅から順番に近い保育園などを申込書に記入しました。また、役所で相談した際にもできる限り希望枠を埋めて提出した方が良いとアドバイスをもらっていたこともあり、申込書に記入できる希望枠をできる限り埋めて提出しました。
その結果、我が家は第1希望で提出した新設保育園から連絡があり、無事に3人同時に入所することができて、ホッとしたことを覚えています。
双子の保活で役所に確認したい5つのこと
我が家の経験から、「これは聞いておいてよかった」「聞いておけばよかった」と感じたことを5つにまとめました。窓口に行く前のチェックリストとしてお使いください。
① 利用調整基準表をもらう
まずはこれです。点数の付き方が分からないまま保活をするのは、ルールを知らずに試合に出るようなものです。お住まいの自治体の窓口でもらうか、自治体のホームページで探してみてください。
② 多子同時入所の加点の「条件」
加点があるかどうかだけでなく、条件まで確認するのが大切です。
- 人数が増えると加点も増えるのか(我が家の自治体は増えませんでした)
- きょうだい全員が同じ園でないと対象外なのか
- 入所希望枠をどこまで埋めないといけないのか
③ 双子は「2人とも入れる」前提で選考されるのか
ここが双子ならではの、そして一番大事な確認事項です。
自治体によっては、選考が1人ずつ行われた結果、「双子の片方だけ内定」という状態が起こり得ます。そうなったときにどう扱われるのか(辞退できるのか、繰り上げがあるのか)を、事前に聞いておくと心の準備ができます。
我が家が住んでいる自治体の場合、窓口で相談した際に「申込書に同時入所を希望する旨を記載してください」と言われました。
④ 新設園の開所予定はどこで分かるか
新設保育園の情報は、自治体の「子ども・子育て支援事業計画」や、保育課のホームページで公表されていることがあります。窓口で「来年度に新しくできる園はありますか」と聞くのが確実です。
ただし建物ができる前に申し込むことになるため、園の雰囲気が分からないまま決断することになります。この点については後ほど触れます。
⑤ 認可外との併願をどうするか
双子の場合、枠が2つ必要という事情から、認可保育園だけに絞るのはリスクがあります。認可外保育園や小規模保育園の空き状況も、並行して調べておくと安心です。
自治体によっては、認可外や小規模保育園に預けて働いている実績が加点になることもあります。これも基準表で確認できます。
双子を同じ園に入れられなかったらどうする?
双子の保活で一番怖いのが、この状況だと思います。我が家も覚悟はしていました。
考えられる選択肢としては、次のようなものがあります。
- 一旦は別々の園に通わせて、翌年度の転園を狙う
- 片方を認可外に預けて、認可の空きを待つ
- 育休を延長して、次の入所のタイミングを待つ
どれも簡単な選択ではありません。ただ、あらかじめ選択肢を知っておくだけで、結果が出たときの動揺はかなり違います。
我が家の場合、役所の窓口で同時入所を希望することを申込書に記載するようアドバイスをもらっていたので、そのように記載し、提出しました。別々の保育園になることは送迎等の負担が大きいと感じたため、同時入所できる可能性が高い保育園を優先して選びました。
入園が決まってから大変だったこと
無事に3人同時入園が決まったあとにも、いくつか想定外のことがありました。
我が家の場合、入園が決まってから大変だったことの1つが、車での送迎が禁止されていると内定時に知ったことでした。子ども3人を一人で送迎しないといけない場合も考えられ、駐車場もある保育園だったので車での送迎は当たり前のようにできると思っていたため、ショックでした。
とくに新設保育園ならではの「入ってみて分かったこと」は、申し込む前に知っておきたかったと感じています。詳しくは新設保育園に入園して後悔した3つのこと&良かった4つのことにまとめました。
仕事と双子育児が重なると、買い物や料理の時間も負担になります。食材宅配を試してみた話は、食材宅配は続くのか?オイシックスを試して続かなかった3つの理由に書いています。
双子の保育料は2人分かかる?
双子の保活で気になるのが、やはり費用のことだと思います。
幼児教育・保育の無償化により、3歳児クラスから5歳児クラスの保育料は原則として無償化されています(0〜2歳児クラスの保育料軽減は自治体ごとに異なります)。
また認可保育所では、きょうだいが同時に在園している場合に第2子以降の保育料が軽減される仕組みを設けている自治体が多くあります。
我が家の場合は、2人目が半額、3人目が無償でした。ただし、軽減の対象や割合はお住まいの自治体・世帯の状況によって異なるため、確認が必要です。
保育料は前年の課税所得をもとに決まる自治体が多いため、育休を取得した年の翌年は保育料が下がることがあります。
まとめ
双子を同じ保育園に同時入園させるために、我が家がやったことをまとめます。
- 双子の保活は「点数を上げる」より「枠が多い園を選ぶ」ほうが効く
- 新設保育園は最有力の選択肢
- 多子同時入所の加点はあるが、人数分もらえるとは限らない
- 利用調整基準表を必ず入手し、加点の「条件」まで確認する
- 「双子の片方だけ内定」になったときの扱いを事前に聞いておく
- 場合によっては認可外や小規模保育園との併願も並行して調べておく
双子の保活は、正直に言って情報が少なく不安なことばかりです。ですが、動き出すのが早ければ早いほど選択肢は増えます。
この記事が、少しでも参考になれば幸いです。
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