【双子の妊娠】5つの不安と実際

我が家では第2子を希望する中で、無事に妊娠することができました。
ただ、驚いたことにまさかの双子でした。

双子だとわかったときは、喜びよりも双子の出産リスクや出産後の育児などに対する不安が先行しました。
本当に育てていけるのかという不安から、当時は素直に喜ぶことができなかったことを今でも覚えています。

この記事ではそんな私が双子を妊娠したときに感じた5つの不安と、生まれてから実際にどうだったのかを記載しています。

正直、双子育児は大変ですが、多胎妊娠に対するママさんの不安を少しでも和らげることができれば幸いです。

目次

双子を妊娠したときに感じた5つの不安と実際

経済的不安と実際

はじめに、経済的な不安です。

当たり前ですが、子どもの人数が増えると経済的な負担が増加します。食費をはじめ、日用品や教育費など子どもにかかる費用が増えます。

我が家の計画では子どもは2人だったので、保育園の送迎時にあると便利だと考えて、双子妊娠がわかる前に電動自転車を購入しました。
しかし、まさかの双子だったので電動自転車1台では足りず、もう1台電動自転車を購入することに・・・。

双子だとわかってからは出産に備えて、双子用ベビーカーやチャイルドシート、ベビーベッドなどを新たに購入しました。
また当時の車はコンパクトカーであったため、子ども3人分のチャイルドシートを乗せることができないことから、やむなくミニバンにも買い替えました。(チャイルドシートが大き過ぎる!)

事前に準備していたものが双子の妊娠で役に立たなくなったりと、予想外の出費もありました。
はやる気持ちを抑えて、もう少し時間が経ってから必要なものを判断して購入したらよかったと思います。

そして、実際に双子が生まれてから驚いたのが紙おむつの消費量です

1日の紙おむつの消費量が双子2人分で20枚ほどでした。
新生児用の紙おむつが1パック98枚だったのですが、5日ほどで無くなってしまうことにびっくりしました。

ちなみに授乳については母乳と粉ミルクを使い分けながらあげていたので、1か月で1缶ほどとそこまで気になることはありませんでした。

単純に倍の費用がかかるものばかりではありませんが、やはり思っている以上に出費はかさみます。

お住まいの地域によって異なるかと思いますが、自治体によっては、多胎児用のベビーカーやチャイルドシートといった多胎児の育児グッズに対する購入補助の制度があったりします。
対象となる制度がある場合には、ぜひとも活用することをお勧めします。

身体的不安と実際

つぎに、身体的な不安です。

一度に2人の赤ちゃんのお世話をする必要があることから、単純に育児の負担は倍になります。
授乳やおむつ交換、寝かしつけなど双子のお世話に時間もかかりますが、何より同じお世話を2度する必要があります。

容易に大変な状況が想像できてしまい、特にワンオペになったときには本当にやっていけるのかと不安になりました。

我が家では、ありがたいことに夫が約1年の育休を取ってくれました。
また実家にも里帰りをし、私の母にも手伝ってもらうことができたため、生後2か月頃までは育児を分担することができました。

それでも2歳の第1子と双子の3人のお世話は大変で、夫や母が用事などで不在になるときにはずっと慌ただしい状況でした。
夜泣きもひどく、双子が交互に泣いたり、そのせいで上の子が起きてしまったりと、なかなか眠れない毎日。
3時間おきの授乳もあっという間に来て、睡眠不足は当たり前でした。(睡眠不足が続くと本当に余裕がなくなります)

上の子のお世話もあるなかで、双子もとなると単純に人手が必要だとヒシヒシと感じました。

頼れる家族がいる場合は頼る。状況によっては、家事支援やショートステイといった公的サービスの利用も積極的にした方がいいと思いました。

精神的不安と実際

続いて、精神的な不安です。

こちらは身体的な不安と重なる部分が多いですが、ただでさえ赤ちゃんのお世話には余裕がないものです。
特にワンオペのときや、上の子と双子が一緒に泣き出したときには心の余裕は立ち待ち無くなるのではと考えていました。

こちらについては想像以上で、やはり第1子のときよりも余裕がなく、イライラすることが多くなりました。

特に夜泣きでなかなか寝ないときや交互に泣かれて、私自身が全く眠れないときは『本当に早く寝てくれ!』という思いが強くなり、あやし方も雑になりました。
自分自身の感情のコントロールもすごく難しくなりました。

身体的な不安と同様に、周りに支えてくれる大人がどれだけいるのか、一人で抱え込まないことがめちゃくちゃ大切だと改めて実感します。
頼れるところにどんどんと頼ってください。一人ですべてしようとしないでください。

出産リスクと実際

多胎妊娠は、単胎妊娠に比べて早産や合併症などのリスクが高いと言われています。
そのため様々なリスクの不安を抱えながら、双子が元気で生まれてくれるのか心配でした。

出産リスクが高いことから妊婦健診の回数が多くなり、通院による負担も増えます。
また、出産する産院はNICU(新生児集中治療室)などの設備を整えている医療機関になったりと、さまざま制限されることもあります。

私の場合、大きい総合病院での出産となり、家から少し離れていたため多胎の大きなお腹には通院もひと苦労でした。
双子の羊水の量に差があったことから、出産の約4ヶ月前くらいから週に1回ほどの頻度で通院していました。

出産は予定日よりも20日ほど早かったのですが、双子は約2,500グラムと約2,300グラムと無事に生まれてくれました。

上の子と関わる時間の減少と実際

さいごに、双子の出産に伴う上の子と関わる時間の減少です。

双子のお世話にパパとママは手を取られ、上の子の相手が十分にできなくなるのではと不安に思っていました。

実際、双子育児中は上の子の相手が十分にできませんでした。

我が家も2歳児の上の子との時間をできるだけ確保しようと意識していましたが、双子が同時に泣き出すとパパとママは双子にいっぱいいっぱいで、上の子まで手がまわりません。その上、双子育児ですでにヘトヘトです。

そのようなときに限って上の子が甘えてくるのですが、抱っこなどをしてあげられず泣き出してしまう姿を見ると心苦しくなりました。

双子が寝ているときなど、上の子の相手が十分にできるときには、思いっきり甘えさせてあげるようにしていました。

まとめ~それでもやるしかない。ちいさな命を守るために~

双子妊娠による不安と実際について記載してきましたが、そもそも育児自体楽なものじゃありません。双子なら、なおさらです。

育児は体力的にも精神的にも、経済的にも負担がありますが、私たちのもとに来てくれた可愛い赤ちゃんです。
妊娠中は様々不安もありましたが、この子たちの命を守るために、「もうやるしかない!」と覚悟を決めました。

双子が生まれてからは、正直1日1日をこなすのでやっとでした。
私の場合は、幸い、夫や母のサポートもあるなかでしたが、それでも時間が経つのが本当に早く、記憶もあいまいで驚きます。(たぶん慢性的な寝不足のせいです)

いかに独りで抱え込まずに、できるだけ複数人で育児ができる環境をつくることができるかが大事だと思います。
身近に頼れる人がいない場合は、行政サービスをどんどんと頼るべきだと感じました。
ママの心身の健康が、赤ちゃんの健やかな成長につながるからです。

それでも大変な双子育児ですが、赤ちゃんのふとした寝顔や小さな手で私の指を一生懸命に握ってくれる姿などを見ると、ささやかな喜びや幸せを感じます。

日に日に少しずつ大きくなっていくことを感じながら、育児をできればいいなと思います。

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